チェーンメイル用丸カンの作り方(道具・材料編)

2015年09月04日

チェーンメイルに欠かせない丸カン。素材や太さ、内径など、様々なデザインを実現するために、思いのままの丸カンを製作したい。

丸カン製作に必要なもの

  1. ワイヤー
  2. 心棒
  3. ワイヤーを切断するためのニッパー、もしくは糸鋸、丸のこなど
  4. 握力

1. ワイヤー

材料のワイヤーは、日本国内の手芸店や、海外クラフトショップ通販、あるいは100円均一などで入手可能。
アクセサリーやジュエリーとして使用するためには、可能な限り品質の良い、専用のワイヤーを使用するにこしたことはない。

ワイヤーの太さは「ゲージ(G)」と呼ばれる単位で表記される。

ゲージと一言で言っても「BWG(Birmingham Wire Gauge)」「USG(US Standard Gauge)」「British Imperial Standard Wire Gage(SWG)」となどと呼ばれる規格が混在しており、大幅には違わないものの、やはり微妙に太さが異なるので紛らわしい。
特に海外サイトのチェーンメイル・レシピは、そのうちのどのゲージを指しているのかが明記されていない事があるため、注意が必要だ。

参考サイト:Gauge Sizes - SWG|USSWG|ASWG|BG|JDEP|BWG|BS|USG|GSG Tube Wire Plate Sheet Guage Equivalents Table

日本国内で販売されているワイヤーは、太くても18G程度までのものが多く、それよりも太いワイヤーが欲しい場合は海外通販を利用するか、あるいは園芸やその他用途のものを転用することになると思う。

2. 心棒

丸カンは、心棒にワイヤーを巻きつけることで製作できる。
心棒の太さ(+α)=丸カンの内径になる。

「+α」を付けた理由は、ワイヤーを心棒に巻きつけた後に「戻り」や「緩み」が発生し、実際の内径はそれよりも大きくなる事があるため。
どれぐらい緩んでしまうかは、ワイヤーの素材にもよるので、一概には言えない。

心棒は、丸い棒であれば何でも良い。
編み棒でも鉛筆でも、あるいは丸カン製作用に用意されたステンレス棒など…。
棒の太さに関しては、ノギスを利用すれば、それなりに正確に測れる。

3. 切断工具

ワイヤーを切断するためのニッパー、もしくは糸鋸、丸のこなど…。

ニッパーを利用する場合、多くのニッパーには「切断できる素材や太さの上限」が記載されているので、そちらを参考に選ぶと良い。
小回りが効く小ぶりのニッパー、太いワイヤーも楽々切断できる構造のニッパーなど、様々なものが販売されている。
丸カンの製作用には、片方の断面がまっすぐに切れる片刃のニッパーが向いていると思う。
参考サイト:ニッパ・ラジオペンチとは | テック君の豆知識 | 半導体・電子部品の即納通販 RSオンライン

糸鋸を利用する場合、貴金属用の刃を利用するとうまくいきやすい。
ニッパーを利用するのと比べ、ワイヤーを糸鋸で切断した場合は断面がまっすぐキレイになりやすく、隙間も空きにくい。
断面がキレイな丸カンは、きっちり閉じることができ、これが何よりも魅力的だ。
難点としては、細かな金属くずが舞いやすく、作業音も比較的うるさい。また、ニッパーを使用する場合と比べて、切断に時間がかかる。
また、切断するにあたって、コイル状に巻いたワイヤーを固定しておくための工具やバイスが必要になる。

電動のこぎり・丸のこを使用すれば、糸鋸よりも圧倒的に早く丸カンを切断できるはずだ(まだ試したことがない)。
考えられる難点は、作業音がうるさい、火花が散る、金属くずが舞うこと。
ニッパーや糸鋸にくらべて高価で、場所もとり、ケガの危険性も高く、なにかと敷居が高い。
また、チェーンメイルに使用できるぐらいの小型な機種・薄刃があるかどうかなど、調査が必要だ。

4. 握力

ワイヤーを心棒に巻きつける際、またワイヤーを切断する際は、ワイヤーの太さによってかなりの握力を必要とする場合がある。
チェーンメイルで1つのブレスレットやネックレスを制作する場合には、編み方等によって大きく異なるものの、数百の丸カンを製作しなければならない。

丸カン製作のおすすめ方法

手軽に始めたい場合は「適当なワイヤー」+「とりあえず身近にある、心棒になりそうなもの」+「ニッパー」の組み合わせが良い。
ただの練習用の丸カンであれば、なにも気にすることなく安価に始められる。

※識者ではありません。記載内容に間違いがある場合はご指摘をお願い致します。

追記:実際にニッパー&糸鋸で切断した後編を掲載した。