ふだんゲームを全くやらない人がVRゲーム機器「Oculus Quest」をプレイしてみたレビュー

Oculus Questを手に入れて一週間、程々に遊んでみました。

画質も音質もそれほどよくないけど十分

…けどゲーム機としてはきっと高品質。

ゲームするぶんにはきっと十分

画質に関しては、どうしてもメッシュが見えてしまうので、「よくない」と感じてしまいました。網目越しに画面を観ているような感じです。

音質も、スピーカーなら「こんなもんかな」という感じで、むしろ想定よりも良いぐらいだったのですが、普段使っているイヤホンを挿すと結構なホワイトノイズが聞こえてきます…。詳しく検証している方の記事を見つけました。

これであえてライブ動画や映像作品を見たいかと言われると、ちょっと微妙です。

でも、身体を動かすゲームをする分にはどちらも全く気になりませんチュートリアルゲームをプレイした時には、あまりの没入感にめちゃめちゃ感動しました。これはAV機器ではなくて、あくまでゲーム機なんですね。

逆に、もっと高級な機種だったらどんだけ没入感があるんだ!?というか、もうゴーグルを外したくなくなってしまいそうだったので、これぐらいでちょうどいいのかもしれません。欲しいなー。

身体に合わないサイズ感

まずQuestの電源を入れて装着してみて思ったのは「視界がぼやけてて何も見えない」ということでした。不良品かと思いましたが、IPD(瞳孔間距離なるものを自分の身体に合わせて調整する必要があったようです。

目と目の間の距離を調整できる

ゴーグル左下にあるスライドするパーツをグッと寄せて、最短距離にしたところ、きちんと見えるようになりました。言い換えると、最短距離じゃないとちゃんと見えないんですね。日本人女性の平均体型の私で「最短がぴったり」ということは、身長150cm前半以下の方の場合は、身体に合わなくて使えないということがあるかもしれません。

顔平たい族にはキビしい

コントローラーも含めて全体的にデカいですし、鼻のための切掛けも「顔平たい族」の私には深すぎて、そこから現実世界がけっこう見えてしまいます。

たぶんゴーグル全体を頬骨で支える構造だと思うのですが、やはり顔平たい族の場合は頬骨も低いのでうまく支えられず、特に動くゲームではどんどん落ちて来ます。皮膚が下に引っ張られ、常に「あかんベー」してるような感じがして、目が乾燥するし、長時間&長期間使うと目元がたるみそう…。あと、跡がつくので外出前には遊べないです。

映像観賞など、手を使わずにいられるときは、自然と手でゴーグルを支えて見るようになりました。一応、装着感を改善するための「フェイスカバーマスク + ヘッドバンド ヘッドストラップフォームパッド」なる商品も買ってみましたが、まあ気休めですね。でもフェイスカバーマスクは洗えて気持ち良いので、オススメです。紫で可愛いし。ただ、動くゲームでは本体が落ちるにつれて鼻が潰れて息ができなくなります…。

この対策として、重り(カウンターウエイト)として塩をヘッドバンド後方に取り付ける文化があるようです。いつか試してみたいです。

ゴーグル部分は液晶だけで、それ以外の部分は外にまとめるとかしてくれたらもっとバランスがよくなりそうだとは思います。パナソニックの目元エステぐらいの重量になってくれたら…(笑)きっと配線が切れてしまうとかで難しいのでしょうが。コントローラーは軽いです。

アップスタイルは不可

ゴーグルのことばかり考えていて、買う時に気づかなかったのですが、ヘッドバンドで頭全体を抑える必要があるので、ゴーグル着用中はアップスタイル(まとめ髪)ができません。おろすか、低めの位置でまとめる必要があります。ついでに言えば化粧も当たり前のように落ちるので、日焼け止めなど含めて基礎化粧する人はフェイスカバーマスク的なものは必須だと思います。

360度動画より180度3Dがいい

YouTubeなどで360度動画を観てみましたが、意外と感動せず。360度あっても、結局見るのは前方だけなので、それほど360度の利点を感じず。酔ってしまったりであまり良い印象を受けませんでした。

それよりも、瞑想アプリTRIPPなどで観る3D動画の方が「いかにもVR」な体感を得られてよかったです。

ただし、どちらも動画によっては酔いますね。ドキュメンタリーなどで、しょっちゅうレンズ(焦点距離?)が切り替わると、とても目が疲れます。疲れたとか酔いそうと思ったときは、片目をつぶると少しマシになります。

遠景をドローンで撮っているような動画であれば、快適&スケール感たっぷりで楽しく観られました。あとは、動画の中で近くのものを見ようとすると、カメラ設定とIPDの違いなのか、立体画像として観られないこともありました。

3D動画でも、リアルっぽくしようとしているものは、逆に現実との解離が気になってしまいます。現実では、その場のにおいや、肌にあたる風の振動、光の熱をそれとなく無意識に感じとっているんですね。

でも、思い出なら別!

360度動画は今一つ、と言いながらもRICOH THETAで撮影した「自分の思い出の画像や動画」に関しては、スマホでフリックしながら観るよりも楽しめました。自分が撮影している時には見えなかった、自分の背後の様子や周囲の雰囲気も改めて観られるので、新しい楽しみを感じました。VRゴーグルを通して観ることで、自分の身体中の記憶が呼び覚まされて、画像を補完するのかもしれません。特に動画に関しては、なんとも言えない充足感があります。これは楽しい。

やっぱり高画質なVRゴーグルをいつか手に入れたいなと思ってしまいます(笑)

あとはFUJIFILMの3Dカメラ、FinePix Real 3D W1 & W3で撮影したMPOファイルも手元にあるので、これをQuestで観てみたいです。Quest純正のビューアではMPOファイルを表示できないため、対応するビューアアプリを購入する必要があるようです。

ハマってるのはTRIPPとFitXR

今のところ、瞑想アプリのTRIPPにめちゃめちゃハマってます。毎日遊んでます。
これは別で記事を書きたいです。全くの想定外でしたが、毎日変わるキレイ&サイケな映像に夢中です…。モチーフやパターンは使いまわされているにしろ、いろんな雰囲気の映像世界をみられます。ボーッとしたい時にぴったりです。人によっては陳腐に感じたり、意味不明に感じるかもしれませんが、私は好きです。

当初の目的だった運動不足解消に関しても、ボクササイズゲームのFitXRを楽しんでます。ちょっと運動強度的には物足りなさを感じるものの、何もしないでいるよりは絶対に身体に良いです。それに楽しいですし。

Questに触れていて思ったのは、「これ英語できない人には無理じゃない?」ということですかね…あんまり日本ローカライズされてないです。日本語訳されていても変な日本語なのでかえって英語の方がよかったりも。

総合的には、手軽に短い時間で楽しめる気晴らしとして「買ってよかった」です!ゲームなんて…と思っていましたが、これなら飽きず&面倒にならずに使えそうな気がしています。