「三食食べなきゃダメ」にとらわれてつらい方に。
一日一食生活を3年続けたなりゆきと結果などを記録します。
いつから1日1食?
1日1食にし始めたのは2013年の秋頃だと思います。
それ以前も「午前中は排泄の時間」として朝食は食べなくなり、昼食は「食べると眠くなるから」という理由で抜くこともあり、ゆるゆるとなりゆき的にそうなってはいました。
仕事を接客業に変えてから、業務の合間に休憩時間や昼食を取るのを面倒に感じたため、日常的に昼食を摂らなくなり、1日1食になりました。
食べるのは夜1食で、特に制限はありません。
また、お付き合いで食事を共にする場合や、差し入れを頂いた時、旅行時などには、特にこだわらず周囲のタイミングに合わせて食べています。
このため、週に1〜2回は、1日1食ではない日があります。
痩せる?
運動量によります。
…多分期待されている答えではないと思いますが。
1日1食になる前は、減量をかなり意識して節制して運動もしていましたが、オフィスワークでだいたい48kg〜50kgでした。
夜1食生活を始め、接客業をやっていた頃は、好きなものを好きなように食べて体重46kg〜48kgぐらいを推移していました。満足いくまで食べて(毎日ではないものの)デザートまで食べて、よく太らないなあと我ながら感心していた時期もあります。
一番忙しかった時期は自然と44kgぐらいまで落ちました。忙しくなくなってからは上記の範囲にまた戻りましたが。ですので、痩せたと言えば痩せました。
ただ、それからフリーランスになり、引きこもり同然の生活になってからは最大で53kgぐらいまで一気に増えました。
実は、増えた要因は、仕事のせいだけではなく、家にいるとつい憂さ晴らしに牛乳入りのコーヒーやエナジー飲料、そしてチーズ等を摘んでしまうので、間食が入り、1日1食ではなくなってしまったからだと思います。チーズも大量に食べていたわけではありませんが、積もり積もった結果ですね。
それらの間食をやめて、運動をして脂肪を減らしてからは50kgぐらいで安定しています。
日常的な運動を増やすか、食事内容に気をつければ、体重は減っていくと思います。
お腹空かないの?
カロリーのあるもの(血糖値の上がるもの)を朝から一切口にしなければ、あまりお腹は空きません。
朝ごはんを食べるからその後に血糖値が上下し、昼の時間帯にお腹が空くのだと思っています。しばらくの間は、今までのタイミングでお腹が空くかもしれませんが、数日すれば身体が慣れます。
また、水やお茶は飲んだからといって空腹が増すようなことはありませんが、なぜか0キロカロリーの清涼飲料水だけは、飲むとお腹が空きます。日によっては15時〜18時頃に「お腹すいたなあ」とかなり感じますが、ちょっと運動したりすると空腹が引っ込みます。
もしフラフラしたり動悸がするなら、その時に何かしら少し口に入れれば良いと思います。「事前に食べておく必要はない、お腹が空いたら食べればいい」と思うと、精神的に楽です。
身体には充分な貯蓄(グリコーゲンや脂肪)があるので、成長期の子供や肉体労働者でもなければ数時間おきに食べ続ける必要はないと感じます。
食べ物妄想に頭が支配されてしまった時の間食としては、味付き海苔が未来っぽくて好きなので、せんべいのように数枚食べたりしています。もしあれば、冷蔵庫の中で余ってる食材を軽食として少量食べます。あまり血糖値を上げすぎるものは避けた方が良いと思います。
でも、夜になれば好きなものを食べられるので、「食べたいものがあるなら、夜にゆっくり食べればいいじゃない」とも思います。
1日1食で感じたメリット
- 食費が減った
- 料理や洗い物に使う時間が減ったので、自由時間が増えた
- 昼は何に食べよう?と悩む時間がなくなった
- 日中に眠くなりにくくなった
- カロリーを気しすぎず、好きなものを食べられるようになった
- 栄養バランスを取りやすくなった(同じ総カロリーを3食に分けた場合、とても栄養バランスがとりづらい)
- 集中できるメンタルの日が増えた
- 肌の調子が安定し、蕁麻疹が出にくくなった
1日1食で感じたデメリット
- 周囲に理解されにくい
- 心配される
- 昼ごはんを食べた日はすごく眠くなる
- お酒に酔いやすくなった
- 免疫系統が完全正常化されるかと期待していたら、そうでもなかった
- 過敏気味になる
まとめ
食費の削減と自由時間の増加、このメリットが得られるだけでも「これからも一日一食生活を続けていきたい」と思えます。
それに、3食完全自炊ならまだしも、適当な外食やコンビニご飯で朝昼の2食をかきこむくらいであれば、それらを食べないで夜にきちんと自炊して食べた方が身体に良いとも思います。人によっては、人間関係の面で続けるのが難しいと思いますので、面と向かって誰かに勧めることはありません。
1日1食の実行者として筆者が聞いたことがあるのは(やり方は人それぞれにしろ)、石原結實氏、南雲吉則氏、三枝成彰氏など男性だけ。しかも医師や芸術家といった、比較的一人で行動範囲を決められる職業です。
1日1食健康法なるものを知るきっかけになった石原結實氏の書籍「食べない」健康法 (PHP文庫)。Kindle Unlimitedでも読めるようです。

サラリーマンやOLとしての「昼の付き合い」が職場において重要なコミュニケーションになっている場合は、一緒に昼ごはんを食べないのは難しいでしょう。
そして、付き合いでの昼の一食は自分の好物を食べられるとは限らないし、ランチタイムに数名が余裕で座れるような店は美味しいとも限らないし、自宅で食べるのとは違って時間に追われているしで、それ一食だとストレスが溜まっていきそうです。
筆者の場合はそもそも「昼ぐらい気を使わず一人でゆっくりしたい・暇があるなら仮眠で脳を休めたい」と常日頃から感じていましたし、そんなワガママが許される職場環境だったこと、そしてそういう環境を作り出せたことが幸運でした。
身体に合う合わないは人それぞれのライフスタイルに合うかどうかなのだと思います。
「1日1食」は決して犯罪ではないのですが、どうしても「1日3食食べないのは不健康だ」という最大派閥に虐げられがちです。本人が楽だからそうしているのに、身体に悪いからという理由でやめさせようとします。
「3食の献立を考えるのが面倒だ」「昼ごはんを食べると眠い」「3食食べると太る」「お金がない」そんな悩みを持つ方が、1日3食絶対説の呪縛から解き放たれ、もっと食に対して気楽に構えられるようになればいいな、と思っています。