昇華型フォトプリンタ SELPHY CP1200購入レビュー

2017年01月09日

キャノン コンパクトフォトプリンター SELPHY CP1200を購入しました。
さすがキャノン、小型でも満足できる品質でした。

用途

ここ何年か、手帳に写真を貼り付けて、アルバムのようにしています。
手帳はモレスキンのA6版、1日1ページのタイプです。
ここに貼れるカードサイズのフォトプリンタを探していました。
たまに祖父母に写真をプリントして送ったりもしています。

文書の印刷に関しては、別途A4のモノクロレーザープリンターを持っているので、今回は写真印刷だけを考えて購入しました。

LG ポケットフォトからの乗り換え

筆者は2年ほど前にLGのポケットフォトPD239Wを購入しています。

その前はタカラトミー シャオと言う、カメラと一体型のフォトプリンタを使用していましたが、専用用紙が廃番になり、手に入らなくなってしまったと言う理由で乗り換えました。

スマホ(iPhone)から直接出力でき、本体も小型でそこそこ満足していましたが、
・Bluetooth通信が不安定ですぐに途切れる
・アプリの操作性が悪い
・画質が悪い
・MacからBluetooth経由で印刷できなくなった
と言う点をだんだん不満に思うようになっていました。

ZINK紙の限界?

特に画質に関しては、用途的にそれほど高画質を求めていたわけではなかったのですが、仕上がりの品質にムラがあり(連続印刷すると悪くなる感じがします)、元の画像によっては、ちょっと気になるレベルです。
ポケットフォトはインク不要で、専用のZINK紙に印刷できます。
このZINK紙への印刷は、以前所有していたシャオでも経験していたのですが、それよりも色調が悪く、全体的に赤みがかっているように感じます。

そのため、今回はZINK紙を使用するフォトプリンタではなく、昇華型のプリンタを検討しました。
インクジェットは経験上、インク詰まりが多く、購入する気になれませんでした。
インクジェットの場合は完全に乾くまでに時間がかかり、印刷後に手帳にすぐに貼れないというのも欠点です。

eprie or SELPHY?

候補にあがったのは、ポケットフォトの昇華型版とも言えるELECOMのeprie EPR-PP01WWH
そして、今回購入したCANON SELPHY CP1200です。
eprieはスマホに特化したモバイルプリンタ、SELPHYはそれよりも大きな写真印刷に特化したプリンタで、基本的には自宅で電源に繋いで使用するものです(別売でバッテリーも用意されています)
用途が異なりますが、どちらも専用用紙に印刷する昇華型プリンタです。

製品名eprie EPR-PP01WWHSELPHY CP1200
メーカーELECOMCANON
実売価格
(2017年1月現在)
10,000円前後10,000円前後
プリント方式昇華型方式昇華型熱転写方式(オーバーコート付)
解像度/階調数推奨640×1024ピクセル以上300×300dpi / 256階調/色
接続方法無線LAN、NFCUSB、無線LAN、SDカード、USBメモリ
印刷速度カードサイズ:データ転送完了後、約60秒Lサイズ:1枚約39秒
バッテリー印刷可能枚数目安:約15~20枚Lサイズ:約70枚
※別売バッテリーNB-CP2LH使用時
スマホ対応Android 4.0 以上、 iOS 6.0 以上iOS
パソコン対応なしWindows / Mac (AirPrint)
対応用紙サイズ・カードサイズ(54mm×86mm)・カードサイズ(54×86mm)
・Lサイズ(89×119mm)
・ポストカードサイズ(100×148mm)
・カードサイズスクエアシール(54×54mm)
・プチシール(22×17.3mm)
大きさ幅76.1mm×奥行152.8mm×高さ24.0mm180.6(幅)×135.9(奥行き)×63.3(高さ)mm
重量約248g(専用カートリッジを含まない)約860g(インクカセット/ペーパーカセット除く)
用紙価格
(参考)
カードサイズ20枚入
標準価格¥1,782 (税込)
1枚あたり89.1円
カードサイズ36枚入
希望小売価格¥1,620 (税込)
1枚あたり45円

eprieの良い点

とにかく小さくて軽いです。
この大きさであれば、カバンに入れっぱなしにしていてもそれほど気にならないかもしれません。
用紙も内蔵した状態で持ち運べます。
また、専用アプリはAndroidとiOSに対応しており、また、対応機種であればNFC機能で簡単に接続できます。
インクと一体型のカートリッジで、楽に交換できます。
充電もUSBケーブルで可能なので、バッテリー切れになっても充電しやすいです。

eprieの心配な点

印刷が専用アプリからしかできません。
無線LANもダイレクトモードでしか接続できないようですので、すでに自宅に無線LANルータがある場合は、スマホの設定で毎回自宅のルータとこのプリンタとを切り替えて接続しなければいけません。
また、メーカーがELECOMということで、本体の売れ行き次第で専用の用紙が廃番になる確率も高そうです。

SELPHYの良い点

とにかく多機能です。
スマホの他にもパソコンやSDカード、あるいはカメラのPictBridgeを使用して印刷できます。
印刷が早く、対応する用紙の種類も多いです。
CANONはすでに同様の機種をいくつも継続して販売しているため、専用用紙も長く生産してくれそうです。

SELPHYの心配な点

本体サイズが大きくて場所を取りそうです。
別売りバッテリーがあるとはいえ、持ち歩くには大きくて重いし、例えばカフェで使ってたら相当目立ちますので、あまり現実的ではないです。

どっちにする?

持ち運ぶならeprie、自宅で使うならSELPHYではないでしょうか。
SELPHYは大きさ、重さ、インク交換の手間(内部にホコリが入ったり、フィルムがたるまないように気をつけなければいけません)を考えると、手軽な持ち歩きには向いていないと思います。

私の場合、前のポケットフォトを持ち歩いたことも1、2回しかありませんでしたので、本体価格が同程度ならランニングコストも安いSELPHYで良いかな、と思いました。

購入を検討するにあたり、eprieとSELPHY(CANON)両方の対応iPhoneアプリをダウンロードして試してみました。
実はその際にeprieのアプリが正常に動作しなかったので(もしかすると、本体と接続してからでないと起
動しないのかもしれません)、それが決定打となり、SELPHYの購入しました。

SELPHY CP1200を使用した感想

CP1200とPocketPhotoの比較

本体の大きさ

プリンタの中ではコンパクトな方だと思います。
使用時は、上の画像のように、用紙をセットしたカセット部分が前に突き出る感じになります。
最近のデジモノはみんなそうですが、電源アダプタが大きいです。

参考として隣にLGのポケットフォトPD239W(幅76mm x 奥行き126mm x 高さ20mm)を並べてみました。
※ポケットフォト本体のロゴは削り落としています
ポケットフォトの用紙サイズは50mm x 76mmで、SELPHYより小さいです。

画質

CP1200とPocketPhotoの比較
画質は、良い意味で「普通」です。
とても満足できますし、もし誰かに配っても、写真屋でプリントしたと思われるぐらいの品質です。
印刷設定で表面の仕上がりを選ぶことができ、光沢仕上げの他にも絹目調の見た目にすることができます。

用紙の上下の余白部分は、ミシン目に沿って切り離せるようになっています。
用紙裏面には、通常の写真用紙同様に[Canon]のロゴが並んでいます。
個人的には、ロゴがない方が使いやすいのですが…。

参考として、隣に同じ画像をLGのポケットフォトで印刷したものを並べています。
赤がはっきり出ているので、こちらの方が鮮やかに見えるかもしれませんが、実際見ると「赤茶けている」という印象が強いです。

動作音

うるさいです!(笑)一番の欠点ではないでしょうか。
昔のインクリボン式のワープロのような、いかにもメカメカしい、ウィーンという動作音がします。
さすがに隣近所から苦情が来るレベルでは全くないですが、同じ部屋にいる人は振り返ると思います。
下や周りに布を敷くと少しはマシになります。

専用用紙について

自分用の購入リンクも兼ねて、専用用紙をリストアップしておきます。
用紙にはインクがセットになっています。

違うサイズの用紙に交換する際は、インクごと交換しなければいけません。
外したインクは、ジップロックか何かに密封しておけば、また再セットして使用できます。

下記の価格は全て税抜希望小売価格で、実際はもう少し安く手に入ります。

Lサイズ(89×119mm)

KL–36IP / 36枚入 / 1,260円
KL–36IP3PACK / 108枚入 / 2,700円

L版(89×127mm)ではなく、それより少し長編が短い「Lサイズ」ということに注意が必要です!

ポストカードサイズ(100×148mm)

KP–36IP / 36枚入 / 1,440円
KP–108IN / 108枚入 / 3,750円

108枚セット(KP–108IN)の裏面は宛名書きの仕様になっておらず、Canonロゴが印刷されています。
あくまで「ポストカードサイズ」であって、ポストカードではないという分かりづらい仕様ですので、注意が必要です。

カードサイズ(54×86mm)

KC–36IP / 36枚入 / 1,500円

KC–18IF(全面シール) / 18枚入 / 1,500円
KC–18IS(正方形シール) / 18枚入 / 1,500円

シールになるだけで、一枚あたりの価格が相当変わりますね。
シールではない方の36枚入りと比較しても、単純に倍額になります。
どうしてもというわけでなければ、普通のカードサイズの方に印刷してノリで貼り付ける感じでも良いのではないでしょうか。
それとも厚みや紙質が違ってくるのでしょうか…気になりますので、もし購入したら比較してみます。

正方形シールの印刷時に「画像を中央の正方形部分に納めるためには、プリンターの設定を「フチあり」にして、縦横比1:1の画像を印刷してください。」とのことです。
ちなみに、長方形のカードサイズで、横長写真を縁あり設定で印刷してみたところ、縁が太すぎてみっともない感じになりました。

プチシール(22×17.3mm)

KC–18IL(8分割シール) / 18枚入 / 1,500円